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ポジティブとネガティブの間

 ひとつの出来事でもポジティブ(肯定的、楽天的)にとらえる人と、ネガティブ(否定的、悲観的)にとらえる人がいます。
 この二つが性格の違いの一端をになっているわけですが、多くの人はポジティブの方がネガティブより、色々な面で良い結果を生み出すと考えているようです。
 事実、「病は気から」という言葉もあるように、気持ちの持ちようで病気の進行や治癒に大きな影響が出るのです。
また体の病気だけでなく、うつ病や不安症などの心の病気にも上記の考え方の違いは強い影響力を持つのです。
健康だけでなく精神衛生上もポジティブに考える方が幸福感も得られるようなのです。
以前、100歳以上の長寿者へのインタビュー記事が出ていましたが、自分のことを楽天家だと言う人が多くいました。

 このように見てきますと、ポジティブは良い、ネガティブは悪いと思いがちですが、本当にそうでしょうか?
ネガティブの本質は恐怖心や不安感です。しかしこのような感情があったからこそ人類は生き延びてきたのです。大昔の狩猟時代から人類は色々な危機や災害に直面してきました。猛獣や敵の存在、地震や雷などの天災、火事などです。恐怖心や不安感があったからこそ、これらの危機への事前対策ができたのではないでしょうか。
 つまり、ポジティブとネガティブはどちらが良いかということではなく、その時の状況によるバランスがなにより大切だと私は思うのですが・・・。
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